二つ名に関しての不満やらなんやら。




 
(前回→MHXの獰猛化という区分をどうすれば良かったのか、勝手に妄想する


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二つ名モンスターとは
モンスターハンターの世界観において、外見や形態が変異した特殊な個体の総称。 
その風貌や特徴を端的に表現した「二つ名」を冠するようになった。 
命名したのは実際に交戦したMH世界のハンターたちで、彼らの戦闘力を目の当たりにすることで、畏怖と尊敬を込めて名付けたという設定が存在する。アニヲタWiki(仮)より引用)



Xで出たモンスターの新区分。二つ名モンスター。
発売前はダークネスロードやらデッドリープリンセスやら騒がれたのは記憶に新しいでしょう。
種族的には通常モンスターと変わりありませんが、色や特徴などに細かい違いがあります。
繰り出す攻撃一つ一つがどれも強力でド派手になっていて、喰らえば熟練のハンターといえどもひとたまりもありません。
また二つ名を冠するほど強い設定からか、本来存在する弱点を何らかの要因で克服しており、対峙する際にはそのことも頭に置きつつ立ち回る必要があります。
討伐する際に貰えるチケットを使用すれば二つ名に由来した武具を作成することができ、一部の武器はMH3やP3でのアルバ武器の如く何にでも担いでいけるレベルの強武器となっています。





ゲームの都合的な評価
今作のモンスターの増加に対し、亜種に変わる何かとして、
そして熟練プレイヤーへの挑戦状として出したと思われるのがこの二つ名モンスター。

『エンディング後に手に入る性能の良い武器』を守る隠しボスとして位置しており、
まあいわば竜神王。もっというならエッグラとチキーラ
クリア前から挑めるという点においてはソルサクのマーリンのようなものなのでしょうか。


世間の評価は賛否両論、といった感じ。
『極限状態ではない、ただただ強大なモンスター』は前々から望まれてきたこともあり、ハンター達を大いに沸かせました。
しかしその実態はMHFから抜け出してきたのではないかと思えるほどのとてつもない攻撃範囲、攻撃頻度。そして自然とはかけ離れた攻撃手段。
隙がしっかり設定されており相当慣れればしっかり対抗できる動きですが、ターン制というよりは相手が常に2回行動してきている感じで隙そのものは小さい傾向にあります。
今作で復帰した旧大陸ハンターには相当辛い要素と思われ、この要素が賛同、批判、両方の声を大きくしている原因にもなっています。

また、獰猛化モンスター同様ストーリーには全く関わってきません。
なぜその形態に変化したのか、なぜ設定上通常モンスターと同種族なのに超常現象を操れるのかが作中で触れられず説明不足すぎるため、その点において不満を持つ層が存在します。





現在の問題点
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明らかに4Gでのギルドクエストを彷彿とさせるエンドコンテンツとして作られ、かつ飽きないように複数のクエスト内容が用意されていますが、

・クエストそのものの内容は面白いのに捕獲ラインやオンライン民度のせいで被害を被りかねない『特殊依頼8』
・チケット制でかつ一回の枚数が少なすぎるクエスト報酬
・ギルクエや吹き出しクエストと同じく緊急クエスト扱い(勲章をコンプリートするためには全二つ名を各10回、自分がホストの状態で行わなければならない)、
一式防具を作るのに通常通り狩る場合最低30回クエストにいく必要がある

などの問題が発生しており、がライトユーザーやヘビーユーザーから悪い評価を出す大きな原因になってしまいました。





どのような調整をすればよかったのか
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下位で何の情報もない状態で何度か挑みましたが、初見の頃のディアブロスやティガレックスに通じる、「あ、コイツまだ戦っちゃいけないやつだ…!」という恐怖を久々に感じることが出来ました。

また、古龍系統やドドブランゴなどと同じく部位破壊をすることで弱体化が起こるモンスターであり、(弱体化の度合いには目を瞑るとして)モンスターを狩るという行為において部位破壊の重要さを追求された良い試みなのかな、と。
プレイヤーたちにもこの点はある程度理解され、評価されています。


ではなぜ不満が出るのか?
結局、受け入れられない理由として公式設定と行動に対する違和感、さらに圧倒的説明不足
そしてゲーム内での理不尽な連戦が大きな理由になっているのだと考えられます。
そこから考えてこれからXXへと望むものは大きく分けて3つあります。



①ゲーム内での説明の充実
過去の例でいえば、ミラボレアスが具体的に何者で、どういう存在なのかは作中では分かりません。しかしストーリー中の台詞や寄り道をすることで、奴が何者なのかを考察させる余地はありました。

今作二つ名はそれすらありません。吹き出しクエストで依頼されるわけでもないので余計に情報がないのです。
本来はモンスターを倒す前に、恐怖を体現する内容として語られるべきはずなのに一度モンスターを倒さないと実装されないひとくちメモと、やけにコピペが激しい素材の説明文のみ。
『龍歴院で調査が進んでいないモンスターを調査する』という形で二つ名モンスターに繋がるサブストーリーをしたりだとか、狩りに生きる的な文献でまだ研究が進んでないなりに研究者の考察が見れるだとか、ちゃんと主人公と関わっている描写をすると、すっと頭に情報が入り設定も受け入れられるのではないかなと思っています。



②強力かつ動物らしい動きをさせてほしい
二つ名モンスターは設定上通常種と同種族のはずです。通常種の能力を遥かに超える行動をするのは疑問に思ってしまいます。

生息地の自然を活かした攻撃を身につけたり、当たるとめちゃくちゃ痛いけど行動後に確定で威嚇をしたり、正統派な強者としての戦い方。こういった展開の仕方をすれば喜ばれるのではないでしょうか?
単純かつ、強力な動き。これをナンバリングユーザーは強く望んでいるように感じます。



③報酬のチケットをもっと多めに欲しい
二つ名クエストを受けるハンターの大半は、間違いなく装備作るためのチケット欲しさです。
そんな中で大きな壁になるのが、レア素材ではなくチケットの量
ただでさえ野良での成功率も初級ユーザーからすれば難しいレベルなのですが、運ゲーではどうしようもならない部分がユーザーの不満を加速させているのかな、と。

個人的には第二報酬の段の重竜骨とか原珠とか太古の塊とかは、全て消してそのクエストよりも下位レベルのチケットに差し替えてもらっても全然問題ないくらいです。
単純にクエストに行く回数が減るということは時間の短縮になると思うし、普通に喜ばれると思います。





浮かび上がる一つの疑問
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ここまで問題点とそれに対する要望を考察してきましたが、二つ名に関して出てくるのは不満だけではありません。
二つ名を連戦しているうち、連戦しているからこそ、とある疑問が浮かび上がってきます。





『二つ名』という区分への疑問
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二つ名モンスターについてただただ気になることは

『“二つ名を冠する程”有名になり危険視されることになった一個体』のはずなのに、全く同じ状況下のモンスターが複数存在していて、しかも何事もなかったかのように共存している

ということ。みなさんの中にも同じ疑問を持った人、非常に多いんじゃないでしょうか。 
『二つ名』って言い方は群れのボスじゃねーんだぞと。
いや、例えボスでもババコンガ等がわらわらいるのは常識的に考えておかしいのですが、こいつらはもっと特殊な存在のはずです。そんなにポンポンいていいわけがない。(まあ連続狩猟系はゲームの都合、でなんとかなるけどさあ…)


二つ名って言い換えれば異名ってことであって、簡単に説明すると『大造じいさんとガン』残雪みたいなやつであり、容姿や特徴から本名以外の名前を付けられることですが…





驚愕の真実
どうやらネット上を調べると
『命の危機から幾度となく生き延びるような屈強な個体が、成熟するにつれ自然とそうなっていく』らしい。





……


…それって二つ名じゃないじゃん!


二つ名モンスターというものは種族単位で存在している現象、
つまりゴリラで言うシルバーバック(年老いたゴリラの総称)みたいなもので、
ある意味デッドリープリンセスという名前は正しかったということに。

熱を扱うのに長けた一部のグラビモスが成長していくにつれ黒く変化していくのと同じで、リオレウスやアオアシラも条件が合えばいずれああいう形になる、ということなのです。なんという大発見でしょうか。





やはり説明が足りない
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いやいやいや、それって普通に特殊個体じゃないですか。
そんな記述、少なくともゲーム内ではなかったですよね。今の二つ名周りの設定にはここらへんの説明も少なすぎる。
自分のように、『二つ名持ち』という区分を他のゲームと同じように強力な一個体と認識している人も多いのではないでしょうか。

イャンガルルガは過去に『傷ついた』個体が存在するということもあり、成熟するにつれこうなる、という言い方にも納得がいきます。しかし二つ名アオアシラのように明らかに突然変異で生まれたのだと認識できるものたちについては、ゲーム内での説明無しでいきなりこんなこと言われても「は?」ってなりかねません。
そういう重要な事こそ、最優先に説明されるべきことな気がするのですが…



別に無茶苦茶な設定だからまるまるやり直せと言っているわけではなく、明らかにおかしな設定でも、ユーザーが納得できるような形で理由付けしてくれれば何も問題ありません。
過去、氷海ジンオウガの記事でも一度言いましたが、最低限設定を楽しむために必要な、それらしい理由付けをしてくれればいいのです。

現にティガレックスは雪山に来る理由など結構ムチャクチャな内容してますが、それでも理由付けのお陰でそういう生態なのだとちゃんとユーザーは受け入れています。
二つ名モンスターはMHX発売前、目玉として大々的に宣伝されたモンスターです。
「基盤は用意してやったから後はお前らで補完しろ」ではなく、ちゃんと想像が充実できるような材料は欲しい。 
二つ名の名称や生態を改めるか、根本的な生態をしっかり書いてユーザーを納得させるか。
全ては今後の補完次第です。 





今更ながら改善案
この記事を書く前に考えていた、あくまで二つ名モンスターを一個体として考えた場合の改善案ですが。

古龍と同じで撃退制にすればよかったのではないかな?と思ってました。
HPを0にすれば撃退成功で、そのエリアから逃げていって次のクエストが解放される、と。
最後の最後に巣に追い詰めて、そこで戦うみたいな。
(最終クエストのみ、休息エリアから移動することはないとか)


下位、上位、G級で別にして、三度別の個体が現れたことにすれば違和感もあまりないと思うし、
全員巣に帰るわけでもなく、特定の状況のやつは追い詰めた先が塔だった、とかでも全然問題ないと思います。



あと、
最終クエストは強力な1頭と戦いたかった。







まとめ
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<二つ名モンスターの問題点>
・公式からの説明が足りなさ過ぎる
・モーションが不自然で隙も少ない
・全て緊急クエスト扱いである
・狙いの報酬が少なく、嫌でも連戦を強いられる


<考えられる改善案>
・古龍じみたことをさせず、小細工なしの単純な攻撃を増やす
・貰えるチケット数を増やす 
・ゲーム内でストーリーや文献などに組み込む
・もっと詳細な設定を公開し、ユーザーを納得させる
・撃退制にする
・最終クエストは強化個体1頭クエストにする





最後に
個人的には紅蓮の双角(漫画版MHの大ボス。突然変異のディアブロス)のような非常に強力な正統派個体を想像しており、MHXというゲームにどのような形で関わってくるのか楽しみでした。
しかしフタを明けてみればFみたいな能力を持った亜種まがいの何かで、「あー…そういう系なんだ…」とちょっとガッカリしてしまった節があります。
 
XXで残りの四天王が新たに二つ名として追加されましたが、どれも割と設定がしっかり公開されていて、少し経緯を聞いただけでも特殊個体として納得ができる内容となっていました。 これから先の展開に期待したいところですね。


 
 『大造じいさんとガン』の残雪は主人公から英雄と讃えられましたが、二つ名モンスターたちはモンスター界の革命児として名を残せるでしょうか。
今回も長々と書いてまいりましたが。最後まで見ていただき、ありがとうございました。